文献管理ソフトとして、これまではお金を払ってPapers3というソフトを使っていたが、どうもRead cubeに買収されて今後はアップデートされないとのこと。確かに、すでにWordにうまく文献が挿入できないなど不具合が出始めていた。
ということで、別なソフトを探す。
- Mendeleyは少し使っているが、複数PCで同一文献が違う文献として認識される(メタデータのごくわずかな違いだけで)ため使い物にならない。
- Endnoteは優秀らしいが、高いお金を出して購入する気にはなれない。
その結果、Zoteroというソフトが(今のところ)乗り換え先としてよさげ。PCの買い換え時などの再インストール作業に備え、導入の履歴を残しておく。
Zoteroの特徴
正しくは理解できていないかも知れないが、以下のとおり。
- 無料
- オープンソース
- 多言語対応
- Add-onで機能の拡張が可能
- 文献情報(文献のタイトルや雑誌名などのメタデータ。データベースと呼ぶ)と論文のPDFなど付属ファイルを区別して管理する(慣れないと最初はわかりにくいかも)。
導入手順
役に立つ情報
以下の私が取った手順は、様々な方のWebサイトを参考にさせていただいています。というか、これらのサイトを見た方が確実です^^;)
私が実行したこと
- Papers3から、文献のメタデータをbibファイルとしてエクスポート。PDFをまるっとエクスポートはできないので、残念ながらPDFはZotero上で一から再添付(T_T)
- ここからZoteroとFirefox用のAdd-on「Zotero Connector」をダウンロードし、インストール。
- Zoteroのアカウントを作る。「Preference」->「Sync」の「Data Syncing」にアカウント作成のためのリンクがある。アカウントを作ることで、Zoteroのサーバー上に自分用の領域が300MB確保される。ここに文献データベースの情報を同期させることで、他のPCにZoteroを入れたときにも速やかに文献情報が同期される。
- 文献が掲載されているWebなどのスナップショットを取る機能を止める(邪魔になるだけなので)。「Preference」->「General」->「File Handling」の「Automatically take snapshots when creating items from web pages」のチェックボックスを外す。
- 「File」->「Import」で先ほど作成したbibファイルを読み込む。メタデータはこれで復元。
- ここから論文のPDFの管理を促進するZotfileをダウンロードし、インストール。
- 「Tools」->「Zotfile preferences」->「General settings」の「Location of files」を設定する。ここで、文献のPDFなどの付属ファイルの保存場所を変えられる。ここで例えばDropboxなどのより容量が確保できるオンラインストーレージの場所を指定して、そこにPDFファイルを保存しておけば、複数PCでPDFを閲覧できる。また、「Use subfolder define by」に「\%c」と入力。
注:まだ飯島自身も使い始めたばかりで知識が不十分なため、今後追加、修正していくことになると思います。